ちょい待ち!ケトン体を健康に活かすのはまだ早い!?食事でこんな危険も!

脂肪を分解するときにできるケトン体について、注意すべきことがあります。脱水や嘔吐など男性に限らず、女性のつわりに大きく関係すると言われている悪玉ですが、最近の研究で善玉ではないか?という声もでてきています。しかし、これを食事に取り入れたりする健康活用としてはまだリスクが高いのでちょっと待つべき理由を紹介します。

ケトン体

ケトン体について分からない方もいると思うので、まずはケトン体が何か?というのを簡単に紹介したいと思います。

 ケトン体
アセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸、アセトンという3つの物質をあわせてケトン体と言うのですが、体内の脂肪が分解されることでできる物質で、基本的には尿と一緒に出ていくものです。だからと言って、尿を調べても普通は検出されません。逆にここで検出されると体がおかしいというサインになります。

ケトン体の影響で起こる症状

  • 頭痛
  • 吐き気・嘔吐
  • 栄養障害
  • 食欲不振
  • トイレが近い
  • 脱水症状

これらがあり、女性ならつわりがひどい時にケトン体が多くなっていると言われますし、糖尿病の症状をコントロールする上でもこのケトン体はとても重要な関係性を持っています。

悪玉意識から善玉へ

冒頭でケトン体の概要を簡単に紹介しましたが、見る限り人間の体に取って良い効果をもたらすという印象はありませんよね。その事から、今まで『ケトン体は悪玉』とう認識でした。頭痛や吐き気などを起こしてくれるケトン体はだれがどうみても悪者でしかないですよね。

善玉の可能性も

ここからが本題となりますが、そんなケトン体も最近の研究から

 心臓・腎臓の保護
 神経を修復する

という事象が確認されたという事です。
ここで言う善玉という考え方は、現時点では糖尿病の薬でもある『SGLT2阻害薬』を使うことで、ケトン体が増えるけれども、血糖値や高血圧などが改善したことがきっかけて言われる様になったという事。

SGLT2阻害薬を使うことで、体内のケトン体は増えるけれど、そのケトン体が心臓や腎臓のエネルギー源として使われることで、それらが保護されるという研究結果も出ています。これについては、心臓や血管の病気も一緒に持つ糖尿病患者を相手に、国内外の7000人を対象とした実験結果として報告されたものがあり、

 心血管の病気が発生する可能性:-14%
 死亡につながる可能性:-34%

という結果がでています。これがきっかけとなり、本来なら糖尿病の薬として使われていた『SGLT2阻害薬』を心臓病の薬として認可する方向にもなっているとの事。糖尿病や高血圧などが原因で起こる様々な心臓や脳の病気に対してはケトン体は有効なのは分かりましたが、それらに該当しない一般的な健常者に対してはメリットがあるのでしょうか?

ケトン体の一般的な効果は?

ここでは、糖尿病などに関係しない、ケトン体がもたらす効果をまとめていきます。

  • 脳神経のエネルギー代謝の改善
  • 活性酸素や炎症からの神経細胞の保護
  • アルツハイマーの抑制
  • パーキンソン病の抑制

これを見る限り、ケトン体は脳に良いものという印象ですね。アルツハイマーやパーキンソン病というのも脳神経関連の病気ですよね。

ケトン体を健康的な食事に活かすのはまだ!

体内のケトン体を増やすことでダイエットしたり、痩せやすい体を作るとうケトン食など様々な健康に関する食事法が紹介されていますが、現時点では、

  • ケトン体を増やす量
  • 体の状態と増やすタイミング
  • ケトン体の増やし方

という事が、科学的にちゃんと解明されているわけではありません。ケトン体を使った食生活で言われているのは、普段、糖質(ブドウ糖)をエネルギーとして使ってるものを、ケトン体に変えようという事です。ブドウ糖がなくなると、脂肪を分解された時に作られるケトン体をエネルギーとして使うので、糖質を制限してケトン体を使おうと言うのが、ケトン体ダイエットの大まかな概要です。

もちろん、糖質制限の食事などで生活習慣病の予防に効果があるのは言われていますが、極端にケトン体を増やす事は、最初に紹介した

  • 頭痛
  • 吐き気・嘔吐
  • 栄養障害
  • 食欲不振
  • トイレが近い
  • 脱水症状

これらの症状がでる危険もあるという事です。
つまり、現時点の医学では、もともと悪者だったケトン体が良いほうに使えるかも?というくらいの感じなので、結論から言うと『ふ~ん、そうなんだ』というくらいで考えているくらいがちょうど良いという事です。

通常の糖質制限ダイエットならまだしも、ケトン体を増やす!という意識で取り組むのは、ちゃんとしたケトン体の研究結果が出てからでないとオススメはできないという事です。

まとめ

男性女性に限らず、様々なダイエットがある世の中ですが、やっぱり一番は健康的な食事(肉や野菜など)の栄養バランスと適度な運動で行うのが効果的で安心です。ケトン体の食事方に関しては、バランスがしっかり保たれれば問題はないのかもしれません。

ただ心配なのは、どれくらい?いつ?というはっきりとしたデータが無い今は、個人差によって副作用の様な症状が出る危険もあるという事です。ケトン体を主したダイエットという事はもうちょっと待ったほうが安心です!という話でした。

コメントを残す