人間関係

サービス残業が当たり前でイライラする!雇われ側の最終手段の反撃とは?

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会社の定時を過ぎても帰れないのは当たり前で、更にその分の残業代もでないサービス残業ってイライラしますよね!今回はこれに対してどうにかならないのか。労働者側の反撃について紹介したいと思います。

サービス残業はやる気がでない

働いた分のお金がもらえないならいくら仕事(その職種)が好きでもモチベーションは上がりませんよね。しかも、こういう会社の場合は、悪びれもせず当たり前の様にサービス残業を求めてきます。というか強制ですよね。

僕も以前、そんな会社に勤めていた時期がありましたが、本当にイライラして仕事に集中もできなければ具合も悪くなる事が多々ありました。

結局そのせいで体調を崩しては元も子もないという事で、転職することになりましたが、働いている期間の残業代はもちろんもらえず、有給すらもゴミとなり雇われの悲しさを背負っての退職でした。

残業代の請求できる?

これについて何度も考えましたが、個人レベルで会社に対抗しようとしても、

  • 文句あるなら辞めれば?
  • 出世の道が閉ざされる
  • 会社に居れなくなる
  • 気まずくなる

など、なかなか思った通りにいかないものです。

僕がこの件で仲の良かった先輩に相談したら、『直談判してクビになった人がいるから、お前はやめとけ』と言われました。

これは完全におかしな会社のパターンですが、この記事を読んでる方は同じ様な悩みを抱えているのではないでしょうか?

そこで、このサービス残業の残業代をどうにか会社に払わせる方法はないのか?という事を調べてみたのですが、有効な制度がありました。

まずはこの制度の前に、サービス残業は犯罪だ!という話から説明したいと思います。

これが犯罪という定理であることから、請求できるという流れになります。

残業代を払わないのは違法行為

法律の話になると難しい言葉がたくさんでてきて、ややこしくなるので簡単に紹介したいと思います。

大前提として、労働基準法によりサービス残業というシステム自体が会社側の違法行為となります。これは労働基準法の32条と37条を違反しているからです。

労働時間については、法定労働時間というのが決められていて、
一週間で40時間まで
1日8時間まで

というのがあります。もちろん昼食などの休憩時間は含まれませんがこれが前提となっています。つまり、この時間をオーバーした分が『残業』という事になりこの分についてはしっかり払わないと

6ヶ月以下の懲役or30万円以下の罰金

という法的処置が下される事になっています。つまりサービス残業自体が犯罪という事なんですね。

分かっていても行動できない

ここまで分かれば、こっちのもんだ!と思って会社に直談判することもできるのですが、結局それをやってしまうと、自分の居場所が無くなりますよね。

もちろん、残業代を払ってもらったり、パワハラ的なことで会社を辞める事になれば、それも含めて慰謝料など一時的に大金が支払われる可能性もあるかもしれません。

でも結局、その後の収入は?

という事になりますよね。ここからまた就職活動しないといけないですし、僕と同じ30代、もしくはそれ以上の年齢になればなかなか難しいと思います。現在が役職などなら尚更再就職を頑張ろうとは思わないでしょうし、結局我慢・・・という方がほとんどだと思います。

サービス残業の残業代を請求するのは最終手段

ここまでの事で、自分に非がないというのは分かっていても、なかなか行動にうつせない人が多いのが現状ですし、それが社会という悲しい現実です。

つまり、この未払いの残業代を請求するのは、

一時的なお金が入る代わりに仕事を失う

という諸刃の剣という感じですよね。そして、仕事を失うなら少しでも多くお金を取りたいという思いがあると思います。

ここでポイントとなるのが、『付加金』という制度です。

これは、犯罪という話の所で紹介した労働基準法に違反している場合に、2年以内の未払いの残業代と同じ金額の付加金がもらえるというものです。

例えば、100万円の未払いの残業代がある場合、これと同じ金額の付加金として100万円。これらを合わせて200万円の請求ができるというものです。

ただ、この付加金の金額については、裁判の結果で変わりますので、少ない場合もある様です。最大で残業代と同じ金額というのが分かり安いですね。

ただこれについては、あくまでも最終手段ですので裁判となり、裁判官からこれの支払い命令が下った場合に適応されます。裁判を起こす前に、会社側と話し合って未払い金を払ってくれるというケースもあるので、100%ではないという事です。

付加金は残業代だけじゃない

この付加金の対象は、時間外労働だけでなく、

  • 解雇予告手当て
  • 休業手当
  • 有給の賃金

これらにも当てはめることができます。

有給を使ったはずなのに、給料引かれてる!?という部分にも適応されるという事ですので、会社と戦うという決意が決まったら徹底的に搾り取るくらいの気持ちでいきましょう!

まとめ

今回は現状での不満の定番でもある、サービス残業に関して書きましたが、これが犯罪だとわかれば余計にイライラさせてしまったかもしれませんね。労働基準法に違反している会社で、一生懸命働く気も起きなければ、この現実にイライラすると思います。

なので、このストレスでもう精神的におかしくなりそうだ・・・と追い詰められている場合は、こういう方法もあるという事を覚えておいてください。

鬱になったり自分が壊れてしまうくらいなら、自分頑張って仕事した分はちゃんと清算して、納得いく結果を得たほうが人生は楽しいと思いまね。

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