家族と仲良くできていますか?家族は好きですか?
生まれてから死ぬまでよっぽどの事がない限り切れない縁で繋がっていますが、最近では家庭環境などが悪く『家族が嫌い』という方もいますよね。
今回は家族がみんな仲良くなる為に必要な事について書こうと思います。
僕も現在は30代半ばとなり、家族の事をしっかり考えるようになりましたが、昔はというと家族とあまり関係が良くなく、友達や知り合いの家族の仲の良さを羨ましいと感じた事がありました。
そんな経験から学んだ事が参考になればと思います。
家族の事は好き?嫌い?
僕は30代で、両親や家族と離れてくらしていますが、20代前半までは家族4人で生活していました。
僕の場合ですが、家族に対して『嫌い』という感情はありませんでしたが、『めんどくさい』という気持ちはありました。
今回はこの家族との関係を仲良くする為に必要な事や、仲良くなる方法についてまとめていきたいと思います。
家族が嫌いな理由は何?
まず始めに、仲が悪くなるきっかけとして家族が嫌いな理由から見て行きたいと思います。
これについては、年齢、性別、環境などで理由が様々なので、家族が嫌いな理由はこれです!と断定はできませんが、いくつか例を出したいと思います。
10代男女の家族が嫌いな理由
- いじめられたことを相談しても聞いてくれなかった
- 下の子(兄弟姉妹)ばかりを可愛がる
- お父さんと洗濯物を一緒にしたくない
20代男女の家族が嫌いな理由
- 愚痴ばかり言う両親の態度が気にくわない
- 結婚しろしか言わないからめんどくさい
- 相談しても適当な事しか返ってこない
30代男女の家族が嫌いな理由
- 結婚相手と仲良くしない
- こっちの用事も考えず孫を見せろとうるさい
- 正論を言っただけなのに、すぐすねてめんどくさい
夫婦の場合の家族が嫌いな理由
- 口喧嘩が多いから疲れる
- 自分は良くて相手は悪いと言い張る
- 子供の教育などで意見の食い違い
一般的な、10代~30代までの家族に対する不安で多かったのはこの様な感じでした。
いじめなどの相談に関しては、ちゃんと聞いてあげないと様々なニュースがある世の中ですからちょっと心配です。
夫婦の場合は、一緒にいる期間が長ければ長いほどこの様な事が起こりやすくなると思いますので、多少は仕方ないかもしれませんよね。
今回は家族が仲良くなる為には?というのがテーマなので、これらを改善する方法をこれから紹介して行きたいと思います。
家族が仲良くなる為に気をつけるのはここ
家族が仲良くする為に一番重要なポイントは、
相手のせいにしない!
という事です。上で書いた家族が嫌いな理由は全て『誰かや相手』を対象としていますよね。つまり自分では無くて、『相手を攻める体勢が基準』になって事に注目します。
僕の妹が過去に親と喧嘩してい事を例に出すと
母親:あんたゴロゴロしてないで、さっさと勉強して風呂入って寝なさい
妹:さっき帰ってきて、ご飯食べたばっかりなんだからちょっとはゆっくりさせてよ
母親:あんたがゴロゴロしてると、片付かないからさっさとしなさい
妹:普段から片付ければこんな事にならないからお母さんが悪いんじゃん
母親:今日しようと思ってたのにあんたが邪魔なのよ
妹:自分が普段やってないのを私のせいにしないでよ
母親:あんたもたまには手伝いなさいよ
以下省略・・・
と言う様にな、やりとりを僕はリビングで見ながら『しょーもなっ』と思っていました。たまにこの二人からの八つ当たりが、僕に来ますが『はいはい』で済ませてましたね(笑)
こういった時に僕は、
- 完全に八つ当たりだと思った時『はいはいそーですね』
- なんかストレス溜まってるんだろうなと感じた時『何も言わずに話を聞く』
- 明らかに意味不明なつっかかりの時『正論で冷静に論破』
というパターンを作ってました。
つまり、相手のせいにして始まると、お互いがそれを繰り返して、状況が悪化しお互いが嫌な思いをする事で相手を嫌いになります。
これは家族に限らず言える事ですが、友達などの他人と違って家族の場合は、『気を使わない』ので言いたい放題になってしまうんですよね。
特に若い世代は、感情的になってひどい言葉も言いかねない為、これが家族の仲に亀裂を入れる原因にもなってしまいます。
ここまでは、親VS子供のケースでしたが、夫婦の場合も『誰かのせいにしない』というのがポイントです。夫婦対決の場合は、子供が○○なのは、夫(もしくは嫁)のせいだ!という事から、あ~だこ~だと言うやり取りに発展するケースが多い様です。
これも子供に限らず、何かのトラブルを相手のせいにして『いやいやそっちでしょ』という流れが出来上がると言う事なんですよね。
それを見ている子供はびっくりして萎縮しますし、親だけでなく子供にも影響を与えます。この結果、家庭環境も悪くなるという事なんです。
メモ
つまり、この最初の一歩を無くす事が家族が仲良くする上で大事です。
とりあえず、これに気をつけるだけでも、大きな喧嘩に発展する可能性は十分に低くなる為、家族が嫌な思いをする機会も減りますし、その結果家族が仲良くできるというパターンができあがります。
それでも上手くいかないなら原因はコレかも
今までは家族仲良く上手く行ってたのに、なんか最近ギクシャクしてるなぁという場合は、上で書いた『誰かのせいにしない』という事に気をつければ、一時的なストレスからの八つ当たりなどは回避できるのですが、長年家族が仲良くできていない場合は、それが当たり前になっている可能性があります。
ちょっと難しい言葉を出しますが、円環的因果律というものがあり、簡単に言うと一つの答え(結果)が出た時に、その原因を探り、また結果を出して原因を出すという事がグルグル回って、結局原因を一つに絞ることができないという状態の事を言います。
ん~わかりにくいですよね・・・
一つ例を出します。
結果
不良少年がいます。
両親は夫婦喧嘩が毎日続いてる状態
この場合の原因は?
夫婦喧嘩が原因で少年が不良になったのか?
少年が不良になったから夫婦喧嘩が始まったのか?
という感じです。この例では分かりやすく答えを結果と原因を2つにして紹介しましたが、家族が多ければ、様々な結果と原因が出てきますよね?これが増えれば増えるほど、『誰のせい?』というのが強くなって犯人探しがひどくなるわけです。
これらの流れをまとめて分かりやすくすると、家族システムというのですが、この流れが一度出来上がると、簡単には抜け出せないと言われています。というのも、一度定着した流れは、たとえ嫌でも維持しようとしてしまうそうです。
・嫌だけど仕方ないから我慢しよう
・○○はああいう人だから
という感じで結局変えられないまま、ずるずる過ごしているということです。これには、それを変えようとした時に、家族、家庭に大きな変化が起こることが怖いという意識もあるそうです。
これはどうやって改善するの?
ということで、この家族システムを改善する為に必要な事ですが、結果を先に言うなら変化を起こすしかありません。
- 子供が独立して一人暮らしを始める
- 夫が単身赴任をする
- 嫁がパートをはじめる
この結果が良い方に働けば、
- 子供がいなくなって寂しいから夫婦仲良く頑張っていきましょ!
- お父さんが近くにいないから、子供がお母さんを助ける
- お母さんも働いてるから家事を分担しよう
という流れができて、お互いの存在に感謝し家族が仲良くなる家族システムが作られます。
ただこれも、悪い方に傾けば上の変化が原因で起こったトラブルを『○○のせい』というのが始まって、また別のぐるぐる問題に発展する可能性もあります。
家族が仲良くなる為には個人がしっかりする
家族が仲良くなる為にどうすれば良いのか?という事を書いてきましたが、結局一人一人、つまり自分がしっかりと意識した行動、発言をすることが大事です。
もっと簡単に言うと、○○のせい!という犯人探しをしないことです。そして、変化に関しても自分以外の人に期待しない事です。
- お父さんがもっとこうしてくれたら
- お母さんがもっとこうしてくれたら
- 子供がもっとこうしてくれたら
というのも一度無しにして、自分がまずしっかりする意識を持つことです。
自分がちゃんとしていれば、それを見た家族が自分で変わっていきます。何度も言いますが、ここで相手に求めると、それが火種になって同じ事を繰り返します。
もっと詳しく勉強してみる
ここまでは、あくまでも僕の体験談からの学んでいろいろ試行錯誤した結果編み出した解決方でしたが、この家族の悩みに関しては解決法の書籍も出版されるほど深い悩みであるのも事実です。
そこで僕が過去に、家族も含めた人間関係を改善するに当たり参考にしたものを紹介しておきますので、興味がある方はチェックしてみてください。
- 職場の人間関係
- 友達との人間関係
- 家族との人間関係
に役立つ内容で、自分では悪気がなくても相手にとっては?
という難しい部分を分かりやすく解説されています。
まとめ
今回は家族が仲良くなる為に必要な事と、注意するべきことを書きましたがテーマがテーマなだけに難しい問題だと思います。
自分がちゃんとしても、家族がそれを理解できなければいずれ我慢の限界がくるかもしれません。
それでも、血の繋がったかけがえの無い家族ですので、本当なら仲良く過ごして当然なんですよね。
- 家族で犯人探しをしない
- ○○のせいにしない
- まずは自分がしっかりする
というのを意識して今後の家族の関係性を見直してみてはいかがでしょうか。