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タバコが辞めたくなる!COPDの恐怖と肺気腫との違いや予防方とは?

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肺の生活習慣病と呼ばれる『COPD』がありますが、喫煙者の15~20%の方がこれになる可能性があるという事で怖い病気ですね。僕も以前は喫煙者でしたが、今回はこのCOPDってどんなものなのか?肺気腫とは何が違うのか?について書いて行きたいと思います。

COPDって何?

冒頭でも書きましたが、肺の生活習慣病という事で、気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称という事です。COPDというのは、慢性閉塞性肺疾患の事です。

つまり、肺気腫との違いというわけではなく、これも含めてCOPDという事ですね。もっと分かりやすく言うと、肺気腫と慢性気管支炎を合わせたものが、COPDという事です。

今回この件について調べるまで、名前は聞いた事あるかな?という程度でしたが、調べてみると年々増加の傾向があり死亡要因としても考えられている怖い病気だったので注意喚起という意味も込めて、対策などもまとめて行きたいと思います。

COPDは流行ってるの?

厚生労働省が3年ごとに調査しているデータによると、2016年の調査ではCOPDについて継続的な治療を受けている患者の総数は26万1000人という結果がでています。

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性別の比率でみると
  • 男性18万3000人
  • 女性7万9000人

という事で、男性に多いのが特徴として分かります。

更に、これが死亡原因となる死亡数には1万5756人と言うことで死因としては10番目に多いという事もわかっています。

COPDの原因

COPDは別名たばこ病とも呼ばれていて、原因の90%は喫煙が原因だと言われています。この流れについてまずは説明したいと思います。

注意ポイント


タバコの煙を吸うことで、まずは気管支が炎症を起こします。この状態が続くと、咳やタンが出るようになり、気管支が細くなることで空気の流れが悪くなります。
おとの
これが更に悪化することで、慢性気管支炎になります。

そして、タバコの煙は気管支の更に奥の細胞を破壊することで、肺気腫を起こします。

これが肺への酸素の取り込みを邪魔するのですが、気管支の炎症でただでさえ空気の通りが悪くなっている上に、肺気腫で酸素の取り込みも上手く行かないとなれば、生命維持に必要な呼吸さえも困難になってしまいます。

これがCOPDの原因がタバコと考えられる大きな理由です。

息切れは注意のサイン

ここまで見ると、COPDって怖いなぁと感じる方も多いと思いますが、自分は大丈夫なのか?という事も考えると思います。COPDの初期症状として、息切れというのがあります。

COPDの初期症状

  • 痰が多い
  • 咳が止まらない
  • ちょっと動くとすぐ息切れする
  • 軽い呼吸困難

これらが初期の段階で見られる症状ですが、上二つは喘息や風邪でもありえることなので、なかなか発見が難しいというのも事実です。

そこで、三つ目の息切れというのがポイントになるのですが、ちょっと動いただけなのに『ハァーハァー』と息切れする様なら注意が必要です。

これがひどくなると、
呼吸がしにくい
食事も苦しくて難しい

とどんどん悪化していきます。このせいで食事をしっかり摂らないとなれば栄養バランスも崩れていくことから更に他の病気まで併発する可能性も考えられます。

COPDかも?どうやって調べる?

  • 坂道などを歩いただけで呼吸困難になる
  • 三週間以上、咳や痰が止まらない
  • 呼吸音(ゼーゼー、ヒューヒュー)がする

先に上で紹介した初期症状もそうですが、ここで挙げた三つの症状になると病院で一度確認された方が安心です。

COPDの診断の流れ

基本的には普通の病院の診察と同じ流れで、
問診から始まり、呼吸機能検査、画像検査という流れで進んでいきます。

特殊なのは、スパイロメータという器具を使って息がちゃんと吐き出せているかのチェックをします。そして、レントゲンや血液検査などを行って診断していく流れになる様です。

COPDは予防できる!

ここまでくると、COPDは怖い病気だという事が分かったと思いますが、予防することが可能です。先ほども書いた通り、COPDは別名タバコ病と言われています。

つまり、タバコを辞めてしまえば確実にリスクは軽減されます。そもそもタバコ自体がCOPDに限らず有害物質を含む毒物なので、これに限らす肺ガンなどの病気の予防にもつながりますよね。

僕自身も喫煙者だったので、禁煙の難しさは分かっているつもりですが、僕が禁煙を成功した方法はこちらで書いていますので、興味があればこちらも参考にしてみてください。

⇒僕が禁煙できた簡単な方法

まとめ

COPDと肺気腫の違いについて、調べてみましたが結果的には肺気腫も含めた病気がCOPDというのが結論でした。更にCOPDという名前は英語で横文字で覚えにくいという方も、タバコ病と覚えれば覚えやすいですよね。

予防や対策については、禁煙が一番というのも覚えやすいのも分かりやすくて良いと思います。これは40代からの発症がデータとしては多い様ですが、40代になって慌てて禁煙するよりも30代、いやできる限り早く対策をするのが後の人生の為にも良いと思います。

健康的な毎日を楽しく過ごす為に喫煙者の方は考えてみてはいかがでしょうか。

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