夏は紫外線対策という事で、男性でも日焼け止めを使った方が良いのは当然の事なのですが、男性用の日焼け止めってどうやって選べば良いのか分からないという方の為に、SPFやPAの違いやレベルなど夏本番の前に日焼け止めの選び方をまとめて紹介したいと思います。
男性の日焼け止めの選び方の前に
今回は日焼け止めの選び方という事で紫外線対策の為に必要というのは分かっているけど、どんな日焼け止めが良くて、その選び方や関連する知識について
- 紫外線対策で肝となる用語
- なぜ紫外線対策が大事なのか?
- 日焼け止めの種類は何が違うのか?
と言った、基本的な事から書いていきたいと思います。
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紫外線対策で肝となる用語
例えばテレビなどで良く聞くものでSPF50とPA+とかこういったものです。
日焼け止めによってこの数値が変わってきますので、これが何か?という事を理解してから選ぶのがポイントという事なんです。
男性(僕)はめんどくさがりなので、こういうのは結構適当に選びがちなんですけど、ここを間違える事で、いろいろと問題が起こってしまうので、できるだけわかりやすく簡単にまとめたいと思います。
SPFとPAについて説明するために、まずは紫外線の種類からです。ざっくり言うと、紫外線をが
まずはこちらの画像を見てください。
こんなイメージです。
そもそも紫外線には、A派、B派、C派という3つのものが含まれているのですが、C派は地上まで届いてきていないので、実質的にはA派とB派に注意するという事になります。
A派とB派の違いについては表でまとめてみました。
A派(UV-A) | B派(UV-B) | |
含有率 | 紫外線の90% | 紫外線の10% |
貫通力 | 窓ガラスや洋服や皮膚も貫通し真皮まで届く | 窓ガラスや洋服で対処可能 |
影響 | 圧倒的な貫通力で真皮のコラーゲン等を破壊することから、シミやシワの原因となるメラのサイトを作る | 日焼けでヒリヒリするあの感じはこのB派のせいです。この状態をサンバーンとも言います。 |
という事で再度、SPFとPAについての説明に戻りますが、
SPFはB派をどれだけ防げるか
日本国内では50+が現在では最大の数値となります。
海外では紫外線が強い国もあることから、SPF60や70というのもあります。
つまり、太陽にさらされてヒリヒリしたくないならこれを塗るというイメージですね。
PAはA派をどれだけ防げるか
紫外線のA派は洋服や窓ガラスも貫通して皮膚の奥まで到達します。
そこに紫外線が到達するとそれを吸収する為にメラニン色素が大量に作られるのが日焼けで真っ黒にな理由になります。
- PA+:2~4倍
- PA++:4~8倍
- PA+++:8~16倍
- PA++++:16倍以上
という事で、現状ではPA++++(フォープラス)が最大の値となっています。
プラス1個に付き、何も付けていない時よりも4倍メラニンが作られるのを防ぐ(遅らせる)という事です。
晴れの日を100%とした時に
- 曇りの日:60%
- 雨の日:20%~30%
と言われていますので、こういう環境の変化に合わせて濃度を変えるというのも一つのポイントとなります。
という事はバッチリですね!では次にいきましょう。
なぜ紫外線対策が大事なのか?
紫外線対策の用語の所でも軽く書きましたが、日焼け止めを塗らずに直接紫外線を浴びることで様々なデメリットがあるというのはなんとなく分かっていると思いますが、もうちょっと具体的な影響を書きますね。
- シミやシワの原因になる
- その他肌トラブルの原因になる
- 肌が黒くなる
- 焼けてヒリヒリしていたい
という事です。
10代や20代の頃なら気にせず外でガンガン遊んでも半年ほどすれば色は戻りますし、肌の痛みよりも楽しい方が勝っていたので気にする事はありませんでした。
しかし、社会人となれば変にやけた色黒の肌は会社に出勤するのが恥ずかしくなったり、ヒリヒリして痛いのがストレスに感じてしまうものです。
なので、これらを最小限に抑える為に、日焼け止めなどでの紫外線対策が必要となります。
日焼け止めの種類は何が違うのか?
ここまでの事を踏まえた上で具体的な日焼け止めの選び方についてですが、こちらも難しい事は考えずに簡単に説明していきたいと思います。
ポイントとなるのは
どれくらい外にいるのか?という事です。
こちらも分かりやすく表でまとめます。
外にいる時間 | SPF | PA |
30分以内 | 必要無し | 必要なし |
3時間以内 | 10~20 | + |
5時間以内 | 10~20 | ++ |
それ以上 | 20~50 | +++ |
グアムやハワイ | 40~50+ | ++++ |
こんな感じです。
ただ一つ注意が必要なのは、SPFもPAも強くなれば強くなるほど使われる薬品の濃度も高くなります。その為、肌質が敏感肌など刺激に弱いという方は、これが原因で肌が荒れたりする可能性も考えられます。
なので、外出時間や自分の肌と相談して決めるのが良いですね。
日焼け止めを使わずに紫外線対策もアリ
今回はあくまでも日焼け止めを使うことでの紫外線対策をテーマにしているのですが、上で軽く書いた通り、敏感肌の場合は使うのが難しい可能性もあると思います。
そういう方は、
女性の場合は日傘がありますが、デザイン等で男性でも使えるものがあればこれもアリですよね。
僕は日傘には抵抗がありますので、サングラスや防止でカバーしつつ、濃度の低い日焼け止めを毎年使っています。
※たまに忘れて出かけますが・・・
日焼け止めに限らず紫外線を全く浴びないのは逆に注意
ここまで日焼け止めについて散々紫外線に気をつけろ!という事を書いてきましたが、その結果極端に全く浴びない生活をするというのはダメです。
というのも、
ビタミンDを作る為には太陽の光を浴びるしかないからです。
本来ビタミン系の成分は体内で作る事ができない為、食事など外部から摂取する必要があるのですが、このビタミンDに関しては紫外線を浴びることで作る事ができます。
ビタミンDの効果として
- カルシウムのバランスの調整
- 骨粗しょう症の予防
がありますし、まだ研究段階ですが、免疫アップやガンや糖尿病の予防にも効果があるかもしれないと言われている健康に不可欠な成分なんです。
とは言っても
と思ってしまうと思います。
そこでこのビタミンDを作る上で必要となる目安なのですが
1日15分~30分程度
SPFとPAの表で書いている30分以内なら必要ないというのはこういう事です。
これは皮膚科や医療系で言われている事ですので、健康を考えた上で浴びるというのを覚えておいてください。
日焼けした後の対応も重要
日焼けした後という概念が難しいのですが、基本的には日中に太陽をいっぱい浴びたな!と感じた時のイメージです。つまり、外出から帰ってきた後と考えてもらえれば良いと思います。
- こまめな水分補給
- 日焼け止めをしっかり落とす洗顔
- バリア機能を保つ為の保湿
メンズスキンケアと似た様な形になりますが、大事な事なのでしっかり覚えておいてください。
水分補給について
紫外線が強い夏場は特に汗も書きますのでこまめな水分補給は基本的に必要です。今回の日焼けに関しても肌内部の水分が紫外線によって奪われてしまうので、それを補う為に水を飲むという事です。
一気飲みをすると、すぐにトイレにいきたくなってせっかく補給した水分が外にでてしまうので、胃に負担をかけない程度にこまめに飲むイメージです。
日焼け止めをしっかり落とす洗顔
帰宅後はしっかりその日の日焼け止めを洗い流しましょう。一般的な日焼け止めの場合は普通の洗顔料で落とせます。
しかし、濃度が高いものだと落ちにくいケースもありますので、この場合はゴシゴシやるのではなく、洗顔とは別にクレンジングを使うなど、肌に余計な負荷をかけない様に気をつけてください。
肌を守る為の日焼け止めが肌荒れの原因になったら元も子もないですからね。
バリア機能を保つ為の保湿
別の記事でも書いてますが、洗顔後は保湿が大事です。化粧水や乳液というのは個人の肌質によって変わりますが、
- 肌内部は水分補給(飲料)でキープ
- 皮膚の表面は化粧水等でキープ
というイメージです。
男の日焼け止めの選び方についてのまとめ
今回は夏本番に向けて、日焼け止めの選び方を男性目線でまとめてみました。
最後のまとめとしては、
まとめ
- 日焼け止めは外出時間で濃度を変える
- 天気によって紫外線量が変わる
- SPFやPAが強ければ強いだけ薬品による肌への刺激が心配
- 帰宅後は、水分補給、洗顔、保湿のアフターケアが大事
- 日焼け止めを使わなくても防止やサングラスで対策可能
という事でした。
基本的には僕と同じ30代~の世代の方に向けて書いていますが、基本的な事はどの年代も変わりませんので、より老化などを意識し出すこの世代から肌ケアを気をつけていきたいものです。
この記事があなたの日焼け止め選びの参考になれば幸いです。